| 嬬恋村インタープリター会の活動
群馬の名峰「浅間山」を登る
夏を迎え、嬬恋村インタープリター会が主催する登山、自然観察などのガイド事業が活発に行われています。シャクナゲ観察会、湯ノ丸山・烏帽子岳登山、レンゲツツジ観察会と続き、6月に入ると、8日、13日には浅間山登山が実施され、四阿山、白根山を含めて嬬恋村内の百名山巡りも活発。このうち群馬県を代表する名峰「浅間山」登山会では、参加者も「気分は最高!」を連発、楽しい思い出を刻みました。

13日の登山は、インタープリター会副会長で、登山家の大島義夫さんをリーダーに、住田節子会長ら7人が参加。長野県小諸市の浅間山荘(天狗温泉)登山口を午前8時に出発。一の鳥居、二の鳥居をたどり、長坂と呼ばれる登坂路を植物観察しながら歩く。婦人の参加者から「ハクサンイチゲよ!」「可愛い!」と感動の声。すると今度は大島さんが「メギ」という落葉低木の茂みを発見し、「これが県の保護蝶『ミヤマシロチョウ』の食草なんだ。この葉の裏に産卵するんだよ」と参加者に説明。すると、住田節子会長も、「棘がいっぱいあって『コトリトマラズ』という別名もあるのよ」と。
珍しい樹木や野草、草花に酔いしれ、登山の疲れなど感じる暇もない? やがて牙のように尖って見える「きっぱ(牙)」という岩山を右に見ながら進むと、間もなくして火山館に到着。しばし休憩のあと、浅間神社のほこらを横に見ながら登山道に入り、ひと登りで湯の平。唐松林から低木地帯、そしてコケモモ、ガンコウラン、ミネヤナギなどが地を這うように繁茂する高原に出る。前方に砂礫山のような前掛山(現在の浅間山山頂)が望める。ミネズオウ、ツガザクラの白い可憐な花に見とれながら、さらに歩を進めるといよいよ急勾配の登坂路だ。砂礫に足を取られながら登る。もうほとんどおしゃべりする声は聞かれない。それでも30分ほどで、その難路を登り切り、避難用シェルターに到着。
「あとひと息です」とリーダーに励まされ、さらに20分ほどで無事山頂に到着。午後0時05分。「バンザーイ!」と叫びこそはしませんでしたが、みな、そんな感動を共有したのではなかったでしょうか?…
一人ひとりが満足感を覚えながら、下山路でも話が弾む。さらに熱心に自然観察も。そんな中、以前ガイドした折りの話が大島さんらからあり、「あの時はカモシカが現れてネ、参加者は大喜びでした」。言うと間もなくでした。だれかが「あっ! あれあれ…」と叫ぶ。「もしかして、カモシカかも?…」。しかも逃げることもなく、悠々と草をはんでいるではありませんか! 出来すぎた話のようですが、じっくりと野生のカモシカも観察でき、何ともラッキーな浅間山登山の一日でした。
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