団塊の世代専用サイト 元気埼玉
団塊の世代と言われるけれど、実は、ばらばら。でも集まると熱くて強いこの世代。
「元気埼玉」はひとりひとりのメッセージを、寄せて集めて全国へ伝えます。
元気日本SNSイベント掲示板記事募集中!
社長日記はこちら!
楽しむ仲間作り味わう買う働く健康・おしゃれ住むマネー埼玉情報
メディア掲載のご紹介スタッフご紹介サイトマップ 元気日本SNSの参加方法お気に入りに登録する
 
元気埼玉 > マネー > エコノミスト・金子豊治郎が語る「景気・株価の見方」 > バックナンバー
マネー
景気と株価の見方(2007年3月) 

<ポイント>

  1. 景気は2007年1月以降緩やかな後退局面に入っており、夏場に底に到達する。
  2. 平均株価は3月から下落傾向をたどり、6月ごろに下げ止まる。
足元の景気−すでに後退局面か 

  景気は、足元でどうなっているだろうか。
  景気の局面を判断するのに使われる指標に、景気動向指数(DI)がある。景気と関連が強い11の指標を集め、そのうち改善しているものの比率を示した総合的指標であり、過半数が改善していれば景気は上昇していると見る。政府(内閣府)が毎月作成している。このDIは昨年12月まで50%を上回っていたが、1月は45.0%と50%を割った。1ヶ月だけで基調の変化かどうか断定はできないが、景気が下方に屈折した可能性が示された。
  数ある景気指標のうち単一で最も景気を素直に反映するのは、国内全体の製造業の生産量を示す鉱工業生産指数(経済産業省作成)だが、この伸び率(前年同月比)は昨年10月の7.4%増がピークで12月は4.8%増、1月は4.0%増まで鈍化している。景気の勢いが弱まっていることは間違いない。
  これは、国内の需要(内需)の伸びが鈍化してきたことが主要因だ。従来から企業部門に比して伸び悩んでいた家計の消費はさらに停滞しつつある。代表的な消費指標である新車販売台数(軽を除く)は従来から減少傾向が続き、今年1月は前年同月比10.3%の減少と、2桁のマイナスに落ち込んだ。百貨店やスーパーの売上高も低迷している。背景には、かつての「賃下げ」を脱し一度は増加に向かったサラリーマンの賃金が、昨年後半から再びマイナスに落ち込んでいることがある。企業がリストラの姿勢を崩さないこと、及び特に中小のサービス業分野での厳しい経営環境、地方公務員の賃金引下げなどが反映している。
  また、大幅に増加してきた企業の設備投資も頭打ちになってきた。設備投資の先行指標とされる機械受注(船舶・電力を除く民需)も、昨年後半から急ブレーキがかかっている。これは、リストラによる利益の捻出も限界となり企業収益が鈍化してきたことが基本的背景であろう。
  今までは内需の伸び悩みを、輸出の増加が補う形で、景気が維持されてきた。しかし、これまで景気を牽引してきた輸出にも頭打ちの兆しが出ている。輸出を物量ベースでとらえた輸出数量指数は、昨年8月までは前年同月比2桁で増加していたが、9月以降は1桁の伸びに鈍化している(今年1月は伸びがやや高まったが一時的要因とみられる)。
今後の展望−今年夏には再び上昇か?
  さて、以上のように推移してきた景気は、足元でどうなっているだろうか。仔細に見てみると−。
  景気の局面を判断するのに使われる指標に、景気動向指数というものがある。景気と関連が強い統計をいくつか集め、そのうち改善しているものの比率を示した総合的指標であり、過半数が改善していれば景気は上昇していると見る。政府(内閣府)が毎月作成しているが、昨年12月も50%を上回った(75.0%)。この指標から見る限り12月までは景気上昇が続いていることになる。
  ただ、過半数の指標が改善しているとはいえ、その改善度合いは弱まっている。数ある景気指標のうち単一で最も景気を素直に反映するのは、国内全体の製造業の生産量を示す鉱工業生産指数(経済産業省作成)だが、この伸び率(前年同月比)は昨年10月の7.4%増がピークで12月は4.6%増まで鈍化している。すなわち景気の勢いが減速している。
  これは一つには、従来から企業部門に比して伸び悩んでいた家計の消費がさらに停滞しつつあることによる。代表的な消費指標である新車販売台数(軽を除く)は従来から減少傾向が続き、今年1月は前年同月比10.3%の減少と、2桁のマイナスに落ち込んだ。百貨店やスーパーの売上高も低迷している。この背景には、かつての「賃下げ」を脱し一度は増加に向かったサラリーマンの賃金が、昨年後半から再びマイナスに落ち込んでいることがある。企業がリストラの姿勢を崩さないこと、及び特に中小のサービス業分野での厳しい経営環境、地方公務員の賃金引下げなどが反映している。
  景気減速のもう一つの原因は、これまで景気を牽引してきた輸出にも頭打ちの兆しが出ていることだ。輸出を物量ベースでとらえた輸出数量指数は、昨年8月までは前年同月比2桁で増加していたが、9月以降は1桁の伸びに鈍化している(今年1月は伸びがやや高まったが一時的要因とみられる)。
  以上のように、年明け後変調をきたしている景気は今後どのように推移するだろうか。
短期的には足元で変調の兆しがあっても、現状景気の先行きには楽観論が大勢である。海外経済が堅調で、企業の収益も鈍化傾向ながらなお好調であることが、景気観の形成に一番影響している。
しかし、筆者は景気はすでに軽い後退局面に入っており、今年夏場までは下り坂が続くとみる。家計需要の冷え込み、企業の設備投資の頭打ちという状況は、当面継続するとみられることによる。筆者は、銀行による信用供与(貸し出しなど)を重視した独自の予測法を開発しているが、それによると景気は少なくとも今年の夏(8〜9月)ごろまでは緩やかに落ち込んでいく公算が大きい。
内閣府の景気動向指数(DI)先行指数も同様に、昨年7月以降基調として50%を下回り、先行きの景気後退を示唆している(もし本予測がはずれ、景気上昇が継続するとすると、アジアをけん引役として海外需要の増加がさらに加速するケースであろう。)
夏以降は、マネーサプライ要因が変化し、景気は再び反転、上昇する可能性が大きい。その場合は、非常に短期の景気後退にとどまり、あるいはこれまでと同様、単なる「踊り場」と認定されることになるかもしれない。

その場合、株価はどうなるだろうか。
株価は昨年半ばから上昇傾向をたどり、日経平均株価でみて、今年2月には昨年4月の高値(1万7,563円)を超え、1万8,000円台を記録した。ところが、2月末、中国上海市場の下げをきっかけに下げに転じ、3月になっても下げ基調にある。
株価は通常、実体景気に対して先行しながら連動するパターンをとる。2月までの株価の上昇は実体景気減速と矛盾する動きとなっていたが、これは2005年後半から2006年春までの急騰を受けた、主に外国人投資家の投資行動を反映した一種の季節パターンであった可能性が高いとみている(株価の前年同月比変化率は鈍化傾向にある)。
3月からの下げで株価とマクロ景気との関係は旧来のパターンに戻っている。平均株価は景気後退をリードする形で、今年半ば(6月ごろ)にかけて低下していくとみられる。その後底を固め、反転上昇に向かうのではないか。

今回の景気の特徴−中期的上昇軌道
  景気にはそのボトム(谷)と、ピーク(山)があるが、直前の谷は2002年1月であったと、これは公式に認定されている。2002年2月から上りに入り、筆者は上で述べたように、景気は年明け後下方に転換した可能性が高いとみているが、それでも今回の景気上昇は59ヶ月続いたことになる。これは異例の長さである。これまで戦後で一番上昇期間の長かった景気は「いざなぎ景気」(1965年11月〜70年7月の57ヶ月)であり、今回の景気は「いざなぎ超え」を果たしたことになる。
  今回の景気上昇は長続きしたが、そのペースは非常に緩やかであった。経済全体の生産(=支出)を示すGDP(国内総生産)の成長率は実質ベースで2002年度から2005年度まで各年1.1%〜2.4%と低めだ。しかもデフレ(物価の下落傾向)のため、名目の金額ベースでは各年度とも1%以下の成長にとどまっている。景気上昇が力強さに欠け、実感がうすいのはこのためだ。
  また、上昇がジグザグをたどった。すでに2003年前半、2004年後半から2005年前半にかけてと、2度の「踊り場」を経験している。「踊り場」とは足踏み状態だが、景気の定義をより細かく厳密にすれば、軽い後退局面であり、景気上昇が継続していたわけではないことになる。株価も、2002年以降で上下している。
  もう一つ、今回の景気上昇の特徴は、推進力がもっぱら企業部門であったことであるアジアを中心とする世界需要に引っ張られて輸出が増加、輸出による売り上げ増で収益が改善した企業が設備投資を増やす形で拡大した。この間、個人消費など家計企業は盛り上がりに欠けた。
  以上のような今回の景気の特徴の背景には、以下のような企業をめぐる環境変化、企業の姿勢があった。
  第1に、企業にとって90年代の長期低迷期に、成長の足かせとなっていた要因が解消に向かったことだ。
 すなわち、

  • 設備不足状況の現出:過去の投資調整と需要の回復で、一部ではむしろ設備不足の状況も起きた。
  • バランスシート調整の一巡:有利子負債の削減が進み、利益などキャッシュフローを負債の削減でなく新規投資に向ける姿勢に変わった。
  • 事業再構築:M&A、業界再編、海外事業展開、あるいは事業部門のスクラップアンドビルドなどが進み、今後の投資戦略が明確化しつつある。
  • 競争力回復と国内回帰:製造業は対外競争力に関し失いかけていた自信を回復し、投資を国内に回帰しつつある。
  • 成長の種:中国の躍進、IT・デジタル家電など今後の需要の牽引分野が展望できるようになった。
  • 資産デフレの解消:地価が下げ止まるなか、土地取得を伴う投資意欲が復活している。

 以上のような条件変化を受け、企業行動は、一言で言えば「縮み志向」から「拡大志向」経営へ徐々に転換しつつある。そのため、短期的に景気を下押しする要因があっても、それをすぐに押し戻すだけの反発力が備わってきている。景気が「踊り場」に陥っても、本格的な後退に至らなかったのはこのためだ。
第2に、現状は依然過渡期であり、企業は過去の厳しい経験、国際競争の激化から基本的にはリストラ経営の手綱を緩めず、賃金引上げを抑えている。そのため、企業は大幅増益を続けているのに、サラリーマンの給料はわずかな増加にとどまり、個人消費は伸び悩んでいる。このことは一面から見れば、家計の犠牲の上に企業の活力が保たれているともいえる。
第3に、北京五輪を控えた中国経済の成長、さらに軍事支出拡大などによる米国経済の堅調持続などから、世界需要が高めの成長を継続していること。海外市場が好調なため、国内に多少の悪材料があっても輸出主導で景気上昇が持続できる環境となっている。
以上のような企業を取り巻く状況を勘案すると、足元の景気変調も深刻な景気後退にまで至ることはなく、1年足らずで景気は再び反転、上昇に向かうのではないか。

(以上は、筆者の個人的見解です。また経済には必ず不確定要素が伴い、予測の部分は、当然のことながら100%保証できるものではありません。投資は各自の判断でお願いいたします)。

金子 豊治郎 
1950年 埼玉県生まれ
74年 一橋大学経済学部卒業、日本経済新聞社入社。
91年 日本経済研究センター出向、短期予測チーム、中期予測チーム主査
2000年より2006年8月まで 同主任研究員。
現在 東上沿線新聞代表
2001年より2005年東京工業大学客員教授(経済予測論)
2004年より明星大学非常勤講師(景気変動論)を兼務。

著書
 『揺るぎなき日本経済』(共著、日本経済新聞社、92年)
 『日本経済フエアプレー宣言』(共著、日本経済新聞社、93年)
 『日本経済・穏やかなる復活』(日本経済新聞社、94年)
 『社会保障改革の経済学』(共著、東洋経済新報社、03年)
 『新景気変動論』(大学教育出版、05年)など。

「東上沿線物語」(東上沿線新聞発行) http://www.tojoshinbun.com/
景気・株価予測の詳細 http://homepage3.nifty.com/yosoku/

ご意見・お便りをお待ちしています
清水國明の自然樂校
走れオヤジ!篠塚建次郎 団塊の世代を応援する企業
ヘルシーワークスのヘルシーシェフ
バイタリンZ

Honda Cars 埼玉
株式会社自然派住宅
マイストーリー J:COMさいたま
埼玉りそな銀行

団塊の世代応援サイト:元気埼玉応援団募集中!
※広告のお申し込みはこちらから


  原村在住のフリーアナウンサー
小林節子さんのブログ
「原村より愛をこめて」
  元アドマンで徒歩愛好家
間宮武美さんのブログ
「鎌倉から、こんにちは」
  南の島のTシャツ屋
ととはうすさんのブログ
「ととはうす チバトンドゥ記」
  会社を辞めてパリへ留学
“パリジェンヌ”さんのブログ
「オトナのパリ留学生活」
  明日も輝くために今日を楽しく
ジョージさんのブログ
「団塊女性の体験的リタイア生活」
 an annex to A Tiny
   Digital Photo Gallery

つながれ団塊力!50才以上おすすめサイト
えるこみ埼玉
(リビング新聞公式サイト)
年金生活
あだち団塊世代応援サイト
中高年の「元気が出るページ」
NPO法人全日本健康倶楽部
ふるさと村
いきいきネット
親孝行.com
お散歩ナビ
つながれ団塊力!個人のブログ・サイト
熟年の日々
団塊の世代
セカンドステージを生きる
団塊世代と団塊ジュニア
            ★今と昔
団塊熟年時代
経験は財産そして資産
単身王国
団塊オヤヂのオフロードな日々
伊東剛 写真ギャラリー
宮城の団十郎のページ
野次馬ホームページ
よっせーの 山彦通信
団塊世代の人生日記
Mr.ムーンライトの書斎
マガダンの風
道子のパソコン絵画館

無断転載禁止:当サイトで使われている画像、文章などを使用したい時は、スタッフまでご相談くださいますようお願いします。
 
 
元気埼玉免責事項 プライバシーポリシー 運営会社概要 Copyright (C) GENKI SAITAMA .co, All Rights Reserved.