[Vol.9]
あなたの睡眠は大丈夫ですか?「睡眠時無呼吸症候群」
製薬会社元研究所長 亀井 敏夫さん
睡眠時無呼吸症候群は、身近に患者さんがいない場合は聞いたことはあるが、どんな病気か知らないことが多いのではないでしょうか。
私の場合は、相当以上の肥満体の、たまたま知っている人が来日する予定でしたが、睡眠時無呼吸症候群のため来日できなくなった理由でこの病気を知りました。理由は、酸素マスクが必要だから来日できないというものでした。自分の頭の中には太った人がなる病気であるということがインプットされました。
睡眠時無呼吸症候群サイトによれば、睡眠中に10秒以上の呼吸が停止、無呼吸が5回以上繰り返される病気とされています。いびきや昼間の眠気、熟睡感がない、起床時の頭痛などの症状があるとされています。日本の人口の約1〜2%が睡眠時無呼吸症候群の患者さんといわれておりますので、日本全国では約200万人患者さんがいるそうです。自分の記憶と一致して、95〜100kgの肥満の人に多く見られるそうです。
もっとも多い症状はいびきで、次に昼間の眠気です。会議の最中にいびきをかいて寝ていた人を見たことがありますが、この人も睡眠時無呼吸症候群だと言っていました。睡眠時無呼吸症候群では酸素不足のため循環機能に負担をかけ、不整脈、狭心症、急性心筋梗塞、脳梗塞、高血圧、心不全、糖尿病といった様々な病気をおこしたり、悪化させたりします。
原因は、眠りに入るたびに舌がのどの奥のほうに落ち込み呼吸停止が生じるためといわれています。治療は、対症療法として、経鼻的持続陽圧呼吸療法治療器を用いる持続陽圧呼吸療法(CPAP)、またはマウスピースを使用します。これら治療により酸素不足を解消し、睡眠の質を向上させることができるため、患者さんは普通の日常生活を送ることができるようになります。
しかし、治療として、太っている人は肥満を解消し、体重を減らして気道をふさがりにくくするのが良いのではないでしょうか。肥満は生活習慣病と関係しますので、健康のため肥満の解消が対症療法より良いのではないでしょうか。いずれにしろ肥満は万病のもとですね。
|