元気埼玉 > 味わう > 取材記事「蕎麦いんなみ」

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日本そば ] 蕎麦 いんなみ
年の暮れと言えば除夜の鐘、年越し蕎麦。今月はおいしい蕎麦の店を探して秩父まで出かけました。
この地方では昔はどの家でも蕎麦を打っていたというくらいに蕎麦になじみの深い場所だけに地元の人たちの蕎麦屋さんに対する評価の厳しいこと。
今回は田舎蕎麦の多い秩父ではちょっと珍しい江戸前の蕎麦屋さんが最近出来たと聞いて食べに行ってみました。
■切り口も鮮やかな上品な蕎麦
待つことしばし、蕎麦が運ばれて来ました。
見てください、この上品な蕎麦を。一本、一本の切り口が見事にそろったきれいな蕎麦です。
繊細に見えるのですが蕎麦を口に入れてみるとしっかりとした香りとこしの強さに驚きます。 蕎麦だしにもご主人のこだわりが相当に感じられます。
今日は天麩羅蕎麦にしたのですが中でも舞茸の天麩羅がおいしかったこと。 カラッと揚がっていて舞茸の甘みがします。
是非、ご主人の話を聞きたい。ネクタイ姿のご主人がさっきから気になって仕方ないのです。 お客さんが引けるのを待ってインタビューをさせていただきました。
ご主人は長い間どこかで修行なさったのですか?
「いいえ、元は銀行に勤めていたんですよ。」
それがどうして?
「このまま銀行員を続けることに疑問を感じましてね。職場の上司が趣味で蕎麦を打ってましてね。 その人に半ば強制的に教えられたのがきっかけですよ。のめりこむタイプなもんで毎週土曜、日曜に3玉打ち続けてお客さんに配ってましたよ。
最初は田舎蕎麦だったんだけれども日本一のアマチュアを目指して蕎麦を打っているうちに江戸前蕎麦のほうが自分に合っている気がして。 そのころだね。よしこれを本職にしてみようって。」
それで銀行をおやめになった。随分と思い切って・・・
「平成14年に銀行を辞めて最初は手打ち麺製造業を目指したんですがそのうち自分の麺に合う蕎麦つゆを作ってみようと思い始めてね。
それが蕎麦屋開業のきっかけですね。
材料には随分こだわりを持っていらっしゃるようですね。
「すべてに徹底的にこだわってますね。そば粉は茨城の岩瀬町の農家から直接仕入れているし、 天麩羅の材料も自分であちこち探し回ってますね。」
それがこのおいしい蕎麦の秘訣なんですね。ところで最後にひとつ、質問。 蕎麦を打つときもネクタイを外されないのは銀行時代の名残ですか?
「お客さんに失礼にならないように、もうひとつは食べ物に対する自分の姿勢ですね。」
・・・・・・インタビューが終わって・・・・・・
いんなみさん、おいしいお蕎麦をありがとうございました。
江戸前蕎麦、田舎蕎麦、人それぞれに好みがあるでしょうがいんなみさんの蕎麦に対する熱い思いがこの蕎麦の一番の素材なんでしょうね。
蕎麦
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