新潟県の北端の街、山形県の県境に近い村上市で行われている催しを見学して参りました。村上で有名なものには、村上堆朱(漆器)、鮭、温泉(瀬波)、皇太子妃雅子さまの所縁の地などでしょうか。
村上は旧村上藩が治める城下町でありながら、戊辰戦争や太平洋戦争の戦火からも免れ、江戸時代後期頃の家屋が今も数多く残っているということです。
歴史の街村上には古くから伝わる夏祭り「村上大祭」があり、この祭りは「おしゃぎり」と呼ばれる豪華絢爛の山車を引き回すことで京都の祇園祭や飛騨の高山祭りなどと共に有名です。その昔は祭りの際には、どの家でも先祖から伝わってきた屏風を立てる風習があったということで、別名「屏風祭り」とも言われていたそうです。しかし近年では屏風は日の目を見る機会ほとんどがなくなっていたようです。
村上の商店街活性化、町おこしの一環として7年前から各家に伝わる屏風をそれぞれの町屋の中で公開しようという有志の呼びかけに60軒ほどの人々が応じたことからこの「町屋の屏風まつり」が始まり、この1年前から始まった、雛人形などを公開した春3月の「人形さま巡り」と共にこの街の大きな行事として続けられてきました。
村上の町屋は、京都でも見られるような佇まいで、どの家も間口は大きくはないが奥行きがあり中ほどにある部屋は吹き抜けのようになっていて天井には明り取りの窓が付いていたり、時代劇でしか見ることがなくなった階段たんすや囲炉裏も数多く残っていました。黒光りした大黒柱や太い梁が各家に展示された「屏風」や骨董品と相まって見事なものです。
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