| ホテル周辺ガイド2 「行ってきました!川場吉祥寺」
沼田市にあるこの寺は、春は桜や水芭蕉、初夏は紫陽花と山百合、秋は桔梗、紅葉と四季折々の花を楽しむことができ、花寺吉祥寺と呼ばれています。
鎌倉建長寺本山とする臨済宗の禅寺で、南北朝時代の1339年に大友氏時によって創建されたと言われる歴史ある寺です。鎌倉建長寺派の4百余りの寺の中で、一番北に位置することから「建長寺の北門」として
屈指の名刹とされています。
訪れたのは、この町に2回目の雪が降った12月の半ば。
うっすらと雪化粧をした園内には、池に注ぎ込む水の流れの音、時折、枝から落ちる雪の音だけが聞こえていました。
この寺の園内には、大小の様々な形の池や、3つの滝が配置され、この水辺を彩るように季節の花が咲き、春から秋は参拝客で賑わいます。
この時期は流石に花の色はなく観光客もいませんでしたが、寺を囲む樹齢何百年の木々には、枝を守る雪吊りがされ、やがてくる本格的な雪の時期をひっそりと待っているようでした。
雪の中に坐って、静かに時を刻む苔むした石仏。口元に優しい笑みを浮かべた釈迦如来像。ひとつひとつに手を合わせながら、自分と向き合うようなひととき。
こんな「何もない静かな旅」もいいものだと感じた今回の旅でした。
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