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森林インストラクターの豊島襄です。この「元気埼玉」のネット・コミュニティのなかでは、「ジョーさん」の名前(ブランド?)で、多少お馴染みかもしれません。これまで、『彩の国を彩る花と緑』シリーズでお目に?かかってきました。
私の関係するNPO「東上まちづくりフォーラム」では、いま環境問題につながる一つのプロジェクトがスタートしています。「外来種除去プロジェクト」
地域に侵入して生態系をかく乱し始めている危険な外来種を防除しようという運動です。
おいおいその運動についてもお話していくかもしれませんが、そのプロジェクトのプログラムの一つに、「環境講座」があります。いま迎えている地球環境の危機の最大のものが二つあり、地球温暖化と生物多様性の崩壊です。環境問題はすべてがつながりあっているところに特徴があり、はっきり分けることができませんが、上のプロジェクトは、主に後者の生物多様性にかかわります。
ここでは、その「環境講座」でお話したいと思っていることを、そのカリキュラムの予習も兼ね、私たちが地球人として日ごろからなにを考えていくべきかを身近なところからお話してみたいと思います。
何回シリーズになるかわかりませんが、これからこのコーナーで肩の凝らない範囲でやさしく地球環境問題を考えてみたいと思います。
1.孫たちの分け前を先取りしていないか―「持続的な発展(開発)」ということ

「孫たちが大人になる頃、この地球はどうなっているのだろうか、             
                 安心してゆたかに暮らしていけるのだろうか」

地球環境問題にからんで、いま「地球の持続可能性」ということがさかんにいわれています。人々がゆたかに暮らしていくためには、経済的発展が必要です。しかし、皆さんも心のどこかで心配されているように、今のままの経済発展が続いていくと、とてもじゃないですが、地球はもちそうもありません。中国やインドが、アメリカや日本のように経済発展したら・・・!?
もっとも大きなのは、石油をはじめとするさまざまな資源の枯渇、それよりも経済的発展がもたらすCO2排出増加による地球温暖化など環境破壊。時あたかも、地球温暖化に警鐘を鳴らしつづけたゴア・前アメリカ副大統領と、IPCC(国際連合「気候変動に関する政府間パネル」)が、今年のノーベル平和賞を受賞しました。
そうした深刻な資源や環境問題から、いま「持続可能な発展(開発)」ということが、キーワードになりつつあります。それは、国連でも真剣に議論され、次のように定義されました。

「将来世代がそのニーズを満たす能力をそこなうことなく現世代のニーズを満たす発展(開発)」

やさしくいいますと、「私たち世代がゆたかな生活を続けていくことも必要ですが、孫たち以降の世代もゆたかに暮らしていけるよう地球を守っていかなければならない」ということです。
しかし、先にもいうように、今のままの発展を続けていくと、地球がもたないのではないかと、みんなが心配しています。
つまり、これを裏返していうと、今の私たち世代の豊かな生活は、孫たちがゆたかに暮らしていく将来世代の分け前を現世代が奪っているということです。もっとわかりやすくいうと、私たち世代のゆたかな生活は、孫たち以降の世代がほんらい受けとるはずの分け前を奪って成り立っている、その犠牲の上になりたっているのではないかということです。
私たちがゆたかな生活を謳歌していることが、資源を枯渇させ、地球温暖化など環境悪化をもたらしているからです。資源を枯渇させることが、孫たちの分け前を奪っているということは解りやすいかもしれませんが、地球温暖化など環境を壊すということも、それは、とりもなおさず、地球がほんらい持っている環境修復能力を奪うということなのです。地球は、少しの環境破壊は修復するキャパシティを持っていますが、それを超える破壊は修復不可能なのです。大気中の炭酸ガス(CO2)の増加による地球温暖化が、その最たるものです。
この地球がもたない、というのは、具体的には資源問題と環境問題に現れてくるわけですが、このシリーズでは、あとの環境に焦点をあてて考えていきます。
次回は、生態系ということについて。


ジョーサンと歩く自然観察会参加者募集中!!   
 〜初冬の平林寺・野火止用水 12/1(土)〜    
群馬や埼玉県で活躍中の森林インストラクターのジョーサンこと豊島襄さんが、初冬の平林寺と野火止用水を案内。植物の話を聞きながら、次世代に豊かな自然を残すために、地球の温暖化や環境問題について、今、自分たちが出来ることを、みんなで考えます。

平林寺表門前に10:30集合、会費は500円。約2時間、平林寺内を散策後「竹山」で食事。更に希望者は野火止用水を散策します。
解散はJR武蔵野線「新座駅」15:00予定。(拝観料300円と食事代は各自負担)
問い合わせ先:電話048(487)6037(元気埼玉)
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