1997年、山梨県によって県内の山々から100山が選ばれ「山梨百名山」と名づけられました。兜山はその一つですが、標高は913m。中央本線の春日居町駅前に、こんもりとした姿を見せています。春日居町駅はホームだけの小さな無人駅ですが、駅前には無料の足湯(もちろん温泉です)があります。登山後に足を浸せば、疲れも取れることでしょう。
駅前からブドウ畑やモモ畑の間を縫い、ゆるやかな丘陵地帯を登っていきます。
信玄の隠し湯で甲州最古の温泉という岩下温泉を過ぎると、夕狩沢古戦場跡につきました。武田信玄の曽祖父信昌が19歳の時にこの辺りで戦い、大きな戦功をあげたと案内板に記されていました。
梅沢沿いの林道に入ると両側に山が迫り、兜山登山口につきました。所沢ナンバーの乗用車が1台駐車し、なんとなく懐かしいような気持ちになりました。雑木林の中に入ると、陽だまりにシュンランがひっそりと顔を出しています。のんびり春の訪れを感じながら歩いていると、登山道は見上げるくらいの急傾斜になっていました。
今日は4月中旬から下旬の陽気、との天気予報でしたが、汗がふきだし止りません。やがてこのコース一番の難所、岩場の登りになりました。岩の間を抜けたり、クサリにつかまってよじ登ったりで気が休まりません。下の方にゴルフ場が見え、人影がチラチラしていました。高度感タップリです。
やっと傾斜が緩み、木の間から兜山の山頂が見えてきました。アカマツやコナラの多い山頂は展望が悪く、3分ほど下ったところに展望台がありました。笛吹川を挟んで甲府の市街がつづき、その向こうに富士山をはじめ、三ッ峠山、笹子雁ヶ腹摺山などが幾重にも重なっていました。
山頂からは兜山新コースを下山します。雑木林の中をジグザグに下るのですが、これも急坂の連続です。やがて瀬音が聞こえ、梅沢の林道にでました。新しい休憩舎のある広場で一休み。沢沿いの道を下り、朝、通過した登山口につきました。
|