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ALWAYS 三丁目の夕日 ★★★★☆
観終わって、胸のあたりにできたあったかいものが、手や足をつたわって体の隅々にジワ〜ッと広がっていく感じがした。
東京タワーが完成する、昭和33年ごろの東京の下町。そうそう、都電が走っていた、冷蔵庫に氷を入れて冷やしていた、東北から上野駅に集団就職列車が着いた、子供はじゃれあって学校へ行き、最初にテレビを買った家には人が集まって大騒ぎした。妬むことなく、ともに喜びあい、見せてもらった。オート三輪、卓袱台、スクーター、駄菓子屋のクジ、二階の物干し…。「これもあった、あれもあった」と、懐かしいものが次々出てくる。
堤真一扮する自動車修理工場・鈴木オートの店主と、その妻・薬師丸ひろ子がいい。短気で口は悪いが、家族思いのお父さんと、愚痴もこぼさず厳しい家計をやりくりするお母さん。二人は鈴木オートに就職した六子(むつこ)にも優しかった。
向かいの駄菓子屋の店主は、独身の売れない小説家(吉岡秀隆)。少年雑誌に子供向け冒険小説を書いている。思いを寄せる一杯飲み屋の女将(小雪)から、ひょんなことで引き取り手のない知り合いの子を預かってしまう。独身男と小学生・淳之介との奇妙な同居生活。しかし、女将は借金を返すために再び身を売り、姿を消す。淳之介は行方を探していた本当の父に連れられ車に乗って…。
あのころ、日本は希望に満ちていた。豊かではなかったけれど、助け合い、お互いを思いやる気持ちがあった。日本人の心は、いつからすさんでしまったのだろうか。あのころが懐かしいと同時に、今の日本のありようを考えさせられた映画だった。
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公式ホームページ:「ALWAYS
三丁目の夕日」 |
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