『紅葉の鎌倉』で俳句会と参りませんでした。
季語は?気候温暖化はここにも・・・。
『まだん』という俳句会があります。韓国の赴任中に参加した「ソウル俳句会」OBメンバーが帰国後に中心になって集まった俳句連中の会です。『まだん』とは韓国語で『庭』という意味です。
覚園寺の紅葉
今回の定例会(奇数月の第4日曜日)は私が当番幹事を務めます。
当然吟行場所は、我らの地元湘南です。
時節柄、『紅葉の鎌倉』ということで年はじめの幹事会で今月の担当を買って出ていました。
ところがご案内状を出すにも、紅葉の場所と句会の日と、どうマッチングするかわかりません。
10月上旬に送信した「ご案内状」には吟行場所はサプライズ吟行としました。
ただし集合は「JR鎌倉駅」と。
(中略)
鶴岡八幡宮で今日の吟行コースの説明をしました。
記念写真
とにかく最近はどんどん季節感が狂っていますね。
境内の千年の大銀杏も緑色のままです。
冬迎え千年輝く大銀杏 武舟
鎌倉の紅葉のピークは12月上旬から中旬とのことです。まさに【師走のもみじ狩り】。
唯一今日の吟行で黄色に染まった銀杏の木がありました。
西御門にある源頼朝の墓のそばの「白幡神社」の一角。

路地の奥黄金の銀杏墓守り 武舟 (無点句)
鎌倉宮から路地を左に折れて「覚園寺」に向かう人々。
小春風リュックの列の笑顔かな 武舟
ようよう覚園寺に到着しました。
山門をあがり庭内に入ると黄色くまだらに赤くなった紅葉が目に入りました。
3kmほど歩いて見つけた紅葉はここだけでした。7割咲きといった感じでしたが幹事の面目は立ちました。
句会は「雪の下公会堂」をお借りして3時間ほど喧々囂々の楽しい句会でした。今日の句会でも話題になりましたが、季節と季語と見た目の景色の関係が難しいのです。題して『鎌倉小春句会』。
皆さんの句を拝見していてもそのご苦労が良く感じられました。
【嘱目】とは「俳句の世界」では兼題、席題でなく即興的に目に触れたものを吟じることなのです。
つまり暦の上(陰暦)では冬でも、今日のように小春日和の一日はとても気分が良いのですが、
句に作りにくいのです。まして季節相応に咲く植物が咲いていないとなると苦労は増します。
小春日に季節を詠めぬ吟行会 武舟
(無点句ですが幹事の苦悩です。川柳のようですね)。
同じ場所の一昨年の旬の紅葉。
後2週間は待たないとこうなりません。
しかし本当はそういう中でも「こと細やか」にいろいろ季節の移ろいを見つけなければいけないのでしょうが、素人俳人にはうまく行きません。修行!修行!の一日でした。