(前略)
19日(金)、原村到るところに見られる水田には水がたっぷり張られ、、、なにかを待つ予感!
なにやらワクワクしてきました。
20日(土) 母がデイサービスに。待ってました、と、父とドライブ。まず茅野へ向かいます。田植え、田植え!、、、、始まりました!
街には買物兼ねて出かけましたのに、街の池と思われるところが、水田に!どんなに小さくても、どんなに街中でも、この日は、田植えです。周りを車が疾走します。
父に話しかけます。
「すごいね!感動でしょう!
私ね、絶対私が出来ない田んぼを作る人のそばに住みたかったの、
わかる?」
街で育ち、山々を歩き回ってきた父は少しうなずいてくれました。
帰り道、標高1000メートルの隣町、富士見町で、気になる田植えのご家族に会いました。どうも田植え機の動きが変なのです。近づいて、女性の方にその理由を尋ねました。
「父が動かしてるんですが、83歳なんですよ。
今年はもう駄目かと思ってましたが、やりたいというもので。
なんたって、一年に一回しか動かさない機械ですから、、、
忘れてしまうみたいで、、、
でも、今年も出来ました、、、
売るほど作れませんが、家のが一番おいしいですね」
植村さんと言われるそうです。
緑の穂、実れる秋、、、父と必ず見に来ようと雨が降り出した道を戻ります。
母がデイサービスから帰り、夕食を済ませた夕刻、雨は止み、森の向こうに夕日が輝きました。二人を残して、、、、不安を感じつつ、「絶対動かないでよ」と約束し、車を走らせます。エコーライン沿いの田植え後の田んぼを夕日の中で見たい!
天は用意してくださって、、、
雲の中から夕日は出たり入ったり、、、まだ幼い稲の赤ちゃんが水の中からわずかに顔をのぞかせ、初めての夕日の温かい、優しい赤をしかと眺めておりました。
一年に一回活躍する田植え機ももう田んぼの脇で、、、来年を待っているのでしょうか。お疲れ様でした。

何回も何回もシャッターを切りました。
幸せな気分に満たされて、、、、
なんだか涙がこぼれそうに美しい日本の夕焼けでした。
(2007.5.21 写真/小林節子)